肩こり・症例報告
マッサージで改善しない肩こり
品川区在住40代女性 浜松町OL
仕事柄パソコンを良く使用し、普段から肩こりは感じていた。ここ2ヵ月ぐらい前から肩こりが酷くなりはじめ、肩の筋肉を強く押すと首の痛みも感じた。お風呂に入ると多少良くなるが、マッサージなどではあまり肩こりの改善が見られなかったとのこと。運動はあまりしないが、たまにランニングをする。
経過
特に左の僧帽筋の緊張が強く、圧を加えると関連痛が生じ頭に響いていたため、初回は頚椎と胸椎の関節の調節と僧帽筋の筋肉に対して、最低限度の施術法を行った。整体後はパソコン時の姿勢の指導を行い、タオルなどで簡単にできる補助具の使用方法を指導した。2回目は仕事が忙しかったため、1週間後に来院して頂いた。初回後半日は多少揉みかえしを感じたが、支障が出る程ではなかった。その後の1週間は肩のこりは90%近く減少していたとのこと。3回目来院時には身体の安定が見られましたので、徐々に期間を空けつつメンテナンスに移行していきました。現在は3週間に1回程度のメンテナンスでケアをしています。以前のような酷い肩こりは現れていないそうです。
カイロプラクターのコメント
今回の肩こりの原因はパソコン姿勢の悪さと長時間の使用によるものでした。これは本人も自覚があったそうですが、何を改善していいかがわからなかったそうです。そのため、初回の治療からパソコン使用時の姿勢を指導し、最初の頃は難しいと判断したため、簡易的な補助具の使用を考慮しました。その結果、早期に劇的な効果が見られました。また、この患者さまは肩の筋肉が異常に緊張してしまい生じる「トリガーポイント」が存在しました。「トリガーポイント」とは全体的な筋肉の緊張ではなく、筋肉が局所的に点のように硬縮してしまう状態です。この状態の厄介な点は通常のマッサージなどではほとんど効果が見られないことと、「関連痛」を生じる事です。関連痛とはある部位の痛みを異なる部位の痛みとして脳が勘違いを起こしてしまうことで生じる痛みです。「関連痛」は神経痛とよく混同されがちですが、原因となる部位を治療しないと改善しないため、しっかりとした判断が必要になります。肩こりは関節の可動域と正しい環境に整えることで大部分改善が見られます。
職務内容が変わってからの肩こり
港区在住30代男性
以前までは営業職で働いており、昨年から内勤に変わったとのこと。移動してから2か月後くらいから肩こりを感じる様になり、そのまま放置していると上腕部の軽いしびれと頭痛が併発するようになり、当院に来院されました。ご自身でも肩こりの原因はPCの使用量が増加したことだろうと考えており、いろいろ試してみたが肩こりに変化はなかったとのこと。
経過
肩こりと同時に軽度ですが上肢の神経症状を呈していましたので、初回に神経学検査を行いました。反射や筋力には異常は見られませんでしたが、胸筋を刺激した際に腕に軽い違和感を呈しました。初回は背中と首の治療をメインに行い、胸部の筋肉への施術も同時に行いました。また、今回は原因としてPC使用時の姿勢も疑われたため、初回からPC使用時の姿勢指導を行いました。2回目は3日後に来院して頂き、初回と同様の調整を繰り返しました。3回目には肩こりの80%減少と上腕部のしびれ、頭痛が消失しておりましたので、4回目からは施術期間を徐々に広げつつ、安定した状態を維持していきました。現在は月に1回のメンテナンスで状態は安定しており、繁忙期の時期は月に2回のメンテナンスでほとんど肩こりは発生していないそうです。
カイロプラクターのコメント
今回の肩こりの原因は急激な仕事内容の変化による運動量の減少とパソコン姿勢の悪さだと考えられます。これは本人も自覚があったそうですが、何を改善していいかがわからなかったそうです。そのため、初回の治療からパソコン使用時の姿勢を指導しました。また今回のケースでは小胸筋の過剰収縮で生じる小胸筋症候群を併発していましたので、上腕へのしびれを呈していました。胸部の緊張はPC姿勢による肩が前にでることだけではなく、背中の可動域の減少も要因になります。今回のように肩こりを放置することで、他の部位の症状に繋がることもありますので、たかが肩こりと考えずにしっかりと身体のケアをするようにしてください。ハプティカイロプラクティック整体では肩こりの原因をわかりやすくご説明していきます。
頻度が増える頭痛
港区在住30代女性 浜松町営業職
2~3か月前から肩こりを感じるようになり、最近では肩こりの頻度も多くなり、痛みも強くなってきている。以前から頭痛があり、最近では頭痛の頻度も増えているため、港区浜松町ハプティカイロプラクティック整体に来院されました。半年前から部署が変わり、ストレスが最近強く、睡眠不足も関係しているかもしれないとのこと。頭痛が酷い時は前兆として目がチカチカ感じる時があるそうです。
経過
片頭痛を伴う肩の症状でしたので、血流を上昇させ過ぎないように初回は必要最小限の刺激での調整を行いました。特に胸椎部の関節可動制限が顕著にみられ、首の関節は関節可動域の過剰さが見られました。そのため、背部の関節をメインに施術を加えました。施術後は前方に出ていた肩が後方へそれる様になり、患者様自身呼吸がしやすくなったそうです。同様の施術を3回繰り返し行い、背部の動きが出てきた分、少し首の筋肉の緊張度が高まったため、そこをリリースすると肩こりは落ち着いた状態で維持できるようになりましたので、メンテナンスに移行していきました。最初のころは仕事の姿勢の影響を受けるため、2週間に1回のメンテナンスで維持しており、現在は3週間~1ヶ月に一度でケアをしています。メンテナンスに移行してからは症状の再発及び頭痛の発生はしていないそうです。
カイロプラクターのコメント
今回のケースでは自律神経の節となる胸椎の上部の関節の可動制限が原因で症状を呈していた可能性がありました。自律神経は内臓や血管、汗腺を支配しており、ストレスによりバランスが崩れます。過剰なストレスを受け続けることにより、内臓だけではなく、身体への体性反射がおき、関節の可動性に影響をだしていました。胸椎部の関節制限により、頚部への力学的な負担が高まり、肩の筋肉の緊張を生じていました。上記でも述べた様に自律神経は血管への支配もあることから、片頭痛の発生頻度の増加も付随症状としてありました。過剰なストレスは精神的な問題や生理的な問題だけではなく、間接的に力学的な問題も引き起こすことから症状の発生に関与します。そのため、強く痛みがない方や疲労感が強い方でも、カイロプラクティックによるメンテナンスのケアは非常に重要です。症状の発生のリスクを下げるという効果もあります。カイロプラクティックでは症状がまだ発生していない状態でのメンテナンスを推奨しています。症状が起こってからではなく、起こる前からメンテナンスをすることは最終的に施術回数を抑えることもできます。当院にはメンテナンスでの施術にいらしている方が多くいらっしゃいます。
肩甲骨が前方になるケース
港区在住50代男性 浜松町営業職
数ヶ月前から右肩を動かしたときにゴリゴリと音がするようになり、痛みはなかったので放置をしていたら、最近少し右肩がこるようにもなってきたとのことでした。マッサージに数回通院したそうですが効果があまり感じられなかったため、当院に来院されました。手のしびれや頭痛などの随伴症状はありませんでした。
経過
初回には骨盤と胸椎、頸椎の施術を加えました。肩が前下方に変位していることもあり、肩の前後の筋肉の緊張差も整えました。今回の症例では日頃の姿勢も非常に重要になるため、初回からPC使用時の姿勢と肩のストレッチをご指導しました。3回施術を繰り返し、状態も安定していましたので、ストレッチを組み合わせてケアをしていくことにしました。現在は肩の音がなる感じもなくなり、たまに感じていた腰の重だるさも減少したそうです。
カイロプラクターの整体コメント
肩を動かした際の音は肩甲骨が前方に滑り出しているせいで、肩甲骨が肋骨と接触し音が発生しているのだと考えられます。肩甲骨が正常な位置に存在すれば上記のスペースは十分にあるため音が発生することはありません。そのため肩甲骨を前方変位にしている原因である問題に対して治療を行いました。肩の前方変位は肩前方の筋肉である大胸筋や鎖骨下筋の緊張だけではなく、下方に引き下げている広背筋なども関係します。また広背筋は骨盤にも付着することから、骨盤の傾きも調整を行いました。肩こりや腰痛でも、痛みを感じる部位が原因だとは限りません。今回の肩のケースのように根本的な原因が骨盤から生じていることも多々あります。そのため、整体前に適切な問診と検査により原因部位の断定は非常に重要です。
首の痛みが治らない
品川区 30代 助産師
一週間前から首の痛みが起こり、首を動かすと痛みが強く辛いという。特に左に首を回旋させると激しい痛みが左の首から背中に現れるという。特にきっかけはないが、首が痛くなる前に腰が痛かったという。痛みに対して湿布を貼っているが、痛みの軽減はあまりない。とにかく体を動かす仕事のため辛くなんとかしたい。
原因
土台である骨盤からの傾きが見られましたので、そこから調整を行いました。骨盤の傾きに合わせて背骨のS字の湾曲も生じていたので、そこを調整した後に過剰に緊張している筋肉の緩和操作を行いました。
筋肉では特に首前面の筋肉の過剰な緊張が見られましたので、そこは筋膜治療も併せて行いました。今回のように症状発生から期間が開くことで、関節の問題だけでなく、筋肉の質自体の低下も起こる可能性がありますので、なるべく早い段階でのケアをお勧めいたします。
コメント
肩を動かした際の音は肩甲骨が前方に滑り出しているせいで、肩甲骨が肋骨と接触し音が発生しているのだと考えられます。肩甲骨が正常な位置に存在すれば上記のスペースは十分にあるため音が発生することはありません。そのため肩甲骨を前方変位にしている原因である問題に対して施術を行いました。肩の前方変位は肩前方の筋肉である大胸筋や鎖骨下筋の緊張だけではなく、下方に引き下げている広背筋なども関係します。また広背筋は骨盤にも付着することから、骨盤の傾きも調整を行いました。肩こりや腰痛でも、痛みを感じる部位が原因だとは限りません。今回の肩のケースのように根本的な原因が骨盤から生じていることも多々あります。そのため、整体前に適切な問診と検査により原因部位の断定は非常に重要です。
また、湿布を乱用されている方が非常に多いのですが、実際湿布が活躍するのは症状発生から3日以内ですので、3日を超えるような使用方法は治癒を遅らせる危険性があります。