痺れの原因とは
腕や手の痺れの原因には複数の原因が考えられます。痺れの原因は2つに大きく分類することが可能です。
脳や脊髄による痺れ
脳や脊髄の中枢神経と言われる部位に障害が存在することで生じる痺れがあります。中枢神経系での痺れは両側性にしびれを呈することがあります。
ほとんどの場合がカイロプラクティック適応外となる症状ですので、施術前の問診・検査にて中枢神経系に問題が見れれる場合は適切な医療機関を勧めさせて頂きます。
末梢神経による痺れ
末梢の神経は筋肉や骨、脂肪組織などの物理的な圧迫を受けることで、神経が支配する部位に痺れとして症状を呈します。
末梢神経レベルでの痺れの多くはカイロプラクティックが非常に効果的です。特に胸郭出口症候群と言われる症状で来院される方が多くいらっしゃいます。
また、腕には生じず手だけに痺れが生じる問題もあり、特に手根管症候群と呼ばれる症状が多いです。
手首で正中神経と呼ばれる神経が何らかの問題により圧迫を受けることで痺れを発症します。
上記以外にも内臓器や関節が問題で生じるしびれがあります。
しびれは特に治療前の問診・検査が重要になる症状ですので、安易にマッサージなどは避けるようにしてください。
港区浜松町ハプティカイロ整体の施術者は全て国際基準の教育を経ていますので、安心してご相談ください。
痺れに対してのカイロ施術の流れ
• どの部位に障害が起きているか詳しく問診します。カイロプラクティック適応症かも判断していきます。
• 上肢の血圧、脈拍の左右差を比較しどちら側の圧迫が強いか検査します。
• 神経学的検査(感覚や運動の検査)を行ない、どの部位の神経に障害が起こっているかを検査します。
• 整形学的検査を行ない、どの筋肉・関節が障害を受けているか鑑別します。
• 姿勢検査を行ない、どの部位に負担がかかっているか見ていきます。
• 症状に関連する筋肉がしっかり働いているか筋力を見ていきます。
• 関節や筋肉を触診して関節の可動制限がないか、筋肉の緊張がないかなどを確認します。
• 以上の検査の結果を統合し、症状の原因、整体方針などを説明していきます。
• 検査に基づいた整体、患者さん一人一人に合った施術を行ないます。
痺れる部位によって神経支配を判断
腕の痺れに対するカイロプラクティック整体は、脊髄から伸びる末梢神経の障害要素(筋肉、関節、椎間板、神経の病変など)を鑑別し、根本から取り除く事で解決していきます。
障害要素を取り除かないまま、神経ブロック注射を行ったり、痛み止めや、シップで対処してしまうと、次の大きな問題(椎間板ヘルニア、手根管症候群、感覚障害、筋力低下など)に発展してしまいます。
また、手の痺れでは経が指や手のひらなどに行く途中に収束する手根管が物理的に狭くなっていたり、手根骨(手の骨)の動きが低下しているのであればそれらを整体していきます。
症状が慢性化していて筋肉の緊張が起こっているのであれば、手首のストレッチも効果的です。神経の圧迫、狭窄などを見極めて障害されている神経の流れを回復していきます。
パソコンを使用するときは、手首を伸ばしすぎず、キーボードの位置を調節して、正中神経を圧迫しない事が大切です。
痺れが軽度な場合、整形外科でも軽視されますし、多くの方が放置してしまいがちですが、上記のように重篤な問題の前兆の可能性があります。
当院では、軽度な症状であっても必ず問診と検査し、原因の説明をさせていただきます。
もしカイロプラクティック適応外の症状の可能性がありましたら、すみやかに提携病院へのご紹介をさせていただきます。
痺れは神経の問題だけではない
当院にもしびれを症状として来院される方は多くいらっしゃいます。
しびれを訴える方の多くは、神経性のしびれではないケースがよくあります。
神経の問題ではなくしびれ感ににた症状を呈する部位は、実は筋肉や関節、内臓が発生させます。
筋肉や関節、内臓には問題部位が局所的に痛むだけではなく、放散痛や関連痛といった、問題部位から離れた部位に痛みやしびれ感、違和感などといった症状を呈します。
放散痛や関連痛は脳の誤認によって生じるのです。
簡単に説明すると、筋肉や関節、内臓を支配する神経と皮膚を支配する神経の出入り口が近接していると脳は皮膚の問題として認識してしまうのです。
それにより、神経に問題がなくとも神経性のしびれのような痛みを呈します。
この放散痛や関連痛は、X線やMRI、反射などの神経学検査には異常がないため、しびれでお困りの方が整形外科に通っても異常がないと言われてしまうのです。
実際に神経の問題により生じるしびれのヘルニアなどは画像診断上も異常が現れますので、整形外科で手術などの領域となるのです。