関節音の正体
関節の音はアジャストメント(関節矯正)の際に関節が伸長されることで関節内にある関節液と呼ばれる液体の内圧が変わります。
それにより関節内に気体が発生し、破裂や移動する音と言われております。イメージとしては炭酸水を開けるときに鳴る音と原理は同じです。
背骨は24個もの数が存在し、これらは連動して動くため、一つ一つの可動域はそこまで広くありません。
そのため、ピンポイントでの施術をするためには、大きく捻ることが無意味なのです。
逆に大きく捻ることにより、施術しなければいけない部位以外の関節にまで刺激が入ってしまい、症状の悪化の可能性すらあります。
カイロプラクティックの環境
カイロプラクティックは国際的に4200時間以上もの専門教育課程を定めております。
これは大学6年間に相当し、日本では医学部や薬学部並みの教育課程となります。
その課程では、解剖学や生理学といった身体の構造や働きから、病理学や栄養学、心理学まで幅広い医療知識を学びます。
その上で、カイロプラクティックの技術を習得することになりますので、膨大な時間と知識量が必要となります。
こういった知識量と技術によって、患者の安全性を保ちながら施術を行うことが可能となります。
関節の音は目的でない
よくカイロプラクティックというと「ボキボキ」「バキバキ」と表現される方も多くいらっしゃいますが、実は関節の音がなることはカイロプラクティックの関節矯正の目的ではなく、副産物的な扱いです。
カイロプラクティックのテクニックの中には関節音が全くしないテクニックも存在します。
カイロプラクティックの施術はとても繊細です。関節の可動性や関節から出入りする神経の反応、筋肉の状態を統合し、施術部を決定していきます。
アジャストメント(関節矯正)を用いて、関節に刺激を入れることで状態を正常にしていきます。
日本のカイロは保険診療外
よく当院にも「保険が使えますか?」や「以前のカイロでは保険が使えてました」といったお電話を頂きます。
まず結論から述べますと「日本においてカイロプラクティックによる施術は保険適応の診療は認められておりません」
日本において健康保険による診療は医療機関以外では国家資格を有する柔道整復師や鍼灸師などに限定されております。
カイロプラクティックは日本においては法整備が整っていないため、国家資格も存在しません。
世界的にはメジャーな施術法であるカイロプラクティックも、日本において、野放しな状況なのです。
そのため、日本国内においてカイロプラクティックは保険診療による施術を行うことはできません。
日本カイロプラクティック登録機構
上記サイトに登録されている者は国際的に認められた正規のカイロプラクターとなりますので参考にしてください。
日本カイロプラクティック登録機構(JCR:Japan Chiropractic Register)は正規のカイロプラクターを登録することを目的にした独立組織です。
登録対象者は世界保健機関ガイドラインに準拠した教育プログラムを終了したカイロプラクターが、カイロプラクター登録試験に合格した者です。
カイロプラクター登録試験は、第三者試験表機関である、国際カイロプラクティック試験委員会( IBCE)から提供された試験問題を使用しています。