一般的な改善例の施術頻度をご説明致します。実際に検査や状態により、施術回数は変動しますのでご了承ください。
人間の身体には恒常性といった「現在の状態を保とう」とする働きがあります。
これは体温を保ったりなどの大切な働きもあります。一方で身体の傾きや関節の位置感覚なども恒常性の働きで補正されています。
そのため、施術により正しい位置に調整を行っても、恒常性の働きで施術前の状態に戻ろうとするのが一般的です。
症状や身体の傾いていた期間が長ければ長いほど、この働きは強く現れます。
施術初期は身体を正しい状態に保ち続けることで、本来の状態から正しい状態に置き換わります。通常関節の位置情報の置き換わりには2週間程度かかると言われています。
そのため、その間は3日~5日の間隔で2~3回程度の施術を繰り返していきます。そうすると身体は自然と正しい状態が通常の状態と認識することができるため、その状態を保つように働きます。
そこからは徐々に期間を開けつつ正しい状態を保ち続けます。
最終的には症状発生前の身体以上に良い状態で身体を保つことができますので、その後は月に1回程度の定期的なメンテナンスでより良い状態を保つことができます。
まとめますと、
1~3回目:症状の改善を目指します
4~6回目:身体をより良い状態で安定させていきます。安定すると再発の可能性も減少します。
上記は理想的な改善曲線を描く施術頻度ですが、初期に安定しない状態で期間を開けてしまったり、症状が再発してから施術を行う方は下記のように改善程度も悪化していきます。
施術回数や頻度は状態により個人差があります。下記では急性症状と慢性的な症状での、一般的な施術方針の違いをご説明いたします。