むち打ちの改善や緩和の整体
むち打ちとは
むち打ち症は診断名ではなく、症状や損傷のメカニズムを説明する言い方として扱われています。
そのメカニズムとは、交通事故でよく起こりますが、自動車が衝突した瞬間、まず支えのない頚部と頭部が急に衝撃の方向にガクッと倒れ、それからその反動で反対の方向に倒れます。
このように、頚部がむちのように振られることで「むち打ち症」と呼ばれています。
むち打ち症の原因として交通事故の他に、ラグビーや飛び込みなどの衝突の多いスポーツでも起こってしまいます。
頚部の損傷の部位や程度によって異なりますが、一般的に以下のような症状が出てきます。
むち打ち症の表れ方
• 首、肩、頭部の痛み
• 首の痛みとその周辺(頭部、肩、腕、手など)の放散痛
• 首の可動制限
• 肩、腕、手などへのピリピリした神経痛
• 吐き気、嘔吐
むち打ち症の応急処置
受傷直後は、頭や首を固定して氷などで10分~20分冷やす(1~2時間おきに1回)頚椎カラーは2週間程度が好ましく、それ以降は逆に首を動かすようにする。(そうすることで、頚部の筋の萎縮や関節の可動制限を防ぎます)
顎を上げたまま(伸展したまま)頚椎カラーをつけないように気をつける。
顎を上げたままだと椎間孔と言われる神経の出口が狭くなり、神経を圧迫させる可能性があります。
むち打ちに対しての整体・カイロ
当整体院のむち打ち症の施術は、その損傷の部位と程度を見極め、それぞれに合った施術を行ないます。
具体的には損傷した首の関節を特定し、その関節のストレスをできるだけ少なくするように他の関節や筋肉を調整していきます。
むち打ちに対する問診では
発症した時の状況を詳しく伺います。前方を見ていたか、運転席か助手席か、どれくらいのスピードだったか、どの方向から追突したか、どちら側に首が動いたか、シートベルトをしていたか・・・などを細かく聴取し、より正確な損傷部位や状態を把握します。
むち打ちに対する検査
骨、関節、靭帯、神経、血管、筋肉など、どの組織がどの程度損傷しているかを、整形学的な検査、神経学検査、筋力の検査、触診、レントゲンの評価などを行ない確認していきます。
また、この時点で骨折や脱臼、その他外科的な領域の所見が見られれば、専門医への紹介を行ないますのでご安心下さい。
むち打ちに対するカイロ・整体の施術
受傷後から36時間~48時間までは、損傷部位を冷やしあまり動かさないようにします。
なぜならば、損傷した可能性のある組織(筋肉や靭帯、椎間板、関節包、関節自体など)の傷口を開く事は避けるべきだからです。
人体は自然に治癒する自然治癒力がありますので、この力を十分発揮できる体の環境づくりと、傷んだ部位へのストレスを下げる施術が必要になってきます。
施術例
1:首に負荷が加わりやすい環境を見極め、安定する方向へ調整する
・骨盤矯正
・背骨の矯正
・左右の筋肉のアンバランスの調整
2:痛めた事で過剰な防御反応により、硬く凝り固まった筋肉を緩和する。
・超音波療法
・アクティブリリーステクニック(筋膜療法)
・マイオセラピー (詳細リンク)
・虚血圧迫療法(軽い指圧)
3:その後、炎症が治れば、関節の調整、筋肉の緩和を積極的に行なっていき、頚部の可動域を増加させていきます。
むち打ちへのカイロの有効性
1995年にカナダのケベック州にて、むち打ち関連疾患に関する調査研究が行なわれ、カイロプラクティック施術のの有効性が認められています。
当院の整体では問診・検査の情報を基に、施術回数や施術マネージメントをご説明してから施術に入りますので安心してご相談ください。