「良い姿勢」と「悪い姿勢」の評価と姿勢改善法
![](_src/85854/img20201215120245283664.jpg?v=1709308129916)
凛とした
『良い姿勢』は、
その人の美しさや、誠実さを引き立たせます
また、スポーツをやる上での
パフォーマンスも良好なものとするでしょう。
『悪い姿勢』は、
その人の本来の『美人度・ステキ度」を
低下させてしまう結果となります。
また、猫背や側弯、反り腰などは
筋骨格系に関わる、体の痛みや
不具合を起こしやすい傾向にあります。
施術者は姿勢の良し悪しを何で判断しているのか
順を追って見ていきましょう。
姿勢から骨盤、背骨の歪み方の確認
後方からの姿勢検査
![背骨の歪み](_src/85850/s-ji_re.jpg?v=1709308129916)
1、骨盤の傾き
骨盤の左右の高さを確認していきます
多くは、
骨盤が下方に下がっている方が後方変位
骨盤が上方に上がっている方が前方変位
となります。
この様な場合、お尻の線(臀筋線)は
骨盤が下がった方に垂れて下がってきます。
骨盤が歪む影響として、
仙腸関節(骨盤の関節)が機能が低下します。
そうすると、
他の背骨の関節や股関節、周囲の筋肉に
代償的な負荷が加わる事となります。
この過負荷の影響で
以下の問題が発生しやすくなります。
- 腰痛
- 急性腰痛
- 股関節痛
- 臀部痛
- 椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
- 坐骨神経痛
- 大腿神経痛
解決には、
骨盤の関節(仙腸関節)の機能を回復し、
関節、筋肉の過負荷を軽減する必要があります。
2、背骨の歪み方
背骨の歪みは、基本的に
骨盤の歪みが影響しています。
今までの16年間の経験上、
骨盤は右下がり
左前傾が多いです。
なぜ、その様に歪むのかは
人の体の使い方、
座り方の癖なんのでしょう。
この様な、骨盤をベースに
背骨のはS字の側弯を作り、
体のバランスを取ろうとします。
上記の絵の様に
右の腰は凸、左腰は凹
右胸部は凹、左の胸部は凸です。
この様な左右の偏りが強くなってしまうと
以下の様な問題を起こしやすいです。
- 慢性腰痛
- 急性腰痛
- 肋間神経痛
- 寝違え
- 背中の痛み
解決するには
背骨の矯正だけでなく
骨盤の矯正が必要です。
背骨は、体のバランスを保ために
側弯を作っていますので、
土台である骨盤を整えると
自然に側弯は、なくなってきます。
しかし、
長い間、骨盤が歪み
背骨の側弯がある場合は、
背骨の関節や筋肉に強い癖ができており
背骨の矯正が必要です。
他にも以下の状態を確認し、
背骨や骨盤の位置関係や
歪み方をチェックしていきます。
![](_src/85866/8ad116bb-3223-4c1a-b1a0-c118a9a9b821_1_105_c.jpg?v=1709308129916)
- 頭の傾きと首のくびれライン
- 肩の高さと肩甲骨の位置
- ウエストのくびれの左右差
- お尻の位置の左右差(臀筋線)
側方からの姿勢検査
![](_src/85848/istock-507621799.jpg?v=1709308129916)
1、耳、肩、股関節、膝、外くるぶしの位置関係(重力線)
上記写真(左)の重力線に沿った姿勢ですと体が安定し、
問題を起こしにくい『良い姿勢』と言われています。
写真(右)の状態は、以下の様な状態
- クレーンネック(ストレートネック)
- 猫背
- 反り腰
これは、筋骨格系に負担が大きく
以下の問題を起こしやすい 『悪い姿勢』となります 。
- 首の痛み
- 手の痺れ
- 寝違え
- 肩こり
- 四十肩・五十肩
- 背中の痛み
- 肋間神経痛
- 腰痛
- 椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
- 坐骨神経痛
2、頚椎の前弯の状態(前へのカーブ)
3、背中の後弯の状態(後ろへのカーブ)
4、腰の前弯の状態(前へのカーブ)
5、骨盤の位置
姿勢検査では、主に上記に記載した状態を評価し、
訴えられている問題との関連性を探っていきます。