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肋間神経痛|改善のための整体法と原因を具体的に解説

 
 
肋間神経痛
 

結論
肋間神経痛は、胸郭(胸部の骨格)の捻れを改善する為の調整と肋間神経への血行を促進する

肋間神経痛の原因を検査

全身の捻れを診ていきます

 
・姿勢
・骨盤、背骨の側弯の状態
・背中の肋骨や背骨の可動域
・胸椎関節のアライメントの乱れ
・痛みの現している神経の部位
・病的な問題の有無
・痛みの出方の再現性
 (どうすると痛みが強くなるかを診る)
・肋間筋の伸張性
 

 基本的に痛みを出している部位に負担をかけている要素を見つけていく 

 

原因と改善法をご説明

検査結果を統合してご説明します

 
・整体適応の有無
・痛みの原因の部位や組織
・側弯の状態
・肋間神経痛の起こす要因
・どうすると痛みが軽減するかの説明
・施術内容のご説明
・おおよその来院頻度と回数
・ご質問に対するお答え
 

できるだけ分かりやすいように、心がけてお話いたします。

  

整体を行います

施術方針を決めて行います

 

胸郭の捻れを改善する

・土台となる骨盤、背骨の歪みを矯正し、各関節をニュートラルな状態にする
 
 

肋間神経への血液供給を回復する

・緊張して硬くなってしまった起立筋群は、背骨から出る脊髄神経(肋間神経)へ酸素や栄養を送っている毛細血管を圧迫しています。筋肉を緩めて開放します。
 
 

肋骨や背中の関節の可動性を向上する施術

・胸椎の関節や肋骨の動きを促すための施術を行います
 
 

必要に応じて各種療法

・超音波療法
・干渉波療法
マイオセラピー
・筋膜リリース
・ストレッチ
・ホットパック
  

必要なエクササイズや、ストレッチなどのアドバイス

 

肋間神経痛に関しては、経験上、病的な問題がなければ、早期回復が期待できます。

 

肋間神経痛とは 

肋間神経痛を説明する上で簡単に背中の構造をご説明します。

 
胸椎(背中)を調整することでなぜ肋間神経痛に効果が出るのかを理解していただけると思います。 
 
 
背中は背骨の中でも一番多い12個もの胸椎と呼ばれる椎骨でできています。ここに肋骨が全てに対し関節を形成しています。肋骨12個の間からは左右に神経が走り肋間神経となります。
 
 
肋間神経は、肋骨と肋骨の間にある肋間筋という筋肉や、その他背中の細かい筋肉の運動を支配しています。
 
 
また、肋骨に沿って背中や脇の下、胸などの感覚も支配しています。
 
 
この肋間神経に力学的及び病理的に問題が生じると背中から脇にかけての痛みやしびれを呈する肋間神経痛を発症します。
 
 
背中は骨や筋肉などの構成物が多いことだけではなく、呼吸による運動を常にしなければいけないことからも問題が生じやすく、呼吸にも関与するため、肋間神経痛は慢性化しやすくあります。
 
 
首と接する上部の背中と腰と接する下部の背中では症状の発生要因なども異なります。
 
 
また胸椎部には内臓や血管などを支配する自律神経の節も存在するため、内臓の問題を背中に投影したり、逆に背中の問題が内臓に影響を与えます。
 
 
そのため、背中の痛みは筋肉や関節などの力学的な問題だけではなく、内臓器の問題により背中の痛みが生じることがあります。
 
 
上記の理由から肋間神経痛は何が原因なのかを突き止めるのが、改善の第一歩になります。
 

肋間神経痛の原因となる胸椎

鑑別方法

 

肋間神経痛は障害を受けている部位や受け方によっても症状が変化します。
 
 
当院に肋間神経痛で来院される方が多く訴える例を下記にまとめておきます。
 
 

  • ズキっとした痛みが背中や胸、脇に走る
  • 安静時にも痛むが、動作時に強い痛みがある
  • 咳や深呼吸で痛みがある

 
 
背中や胸の強い痛みで内臓を心配されて内科に行ったところ、何も問題がなかったと言われる方もよくいらっしゃいます。
 
 
肋間神経痛の簡単な鑑別方法としては、動いた時に痛みが強くなるようでしたら、力学的な問題の可能性が考えられます。
 

肋間神経の圧迫や酸欠

 

肋間神経痛は肋間神経の絞扼(圧迫)障害や神経自体への血流不足で、痺れや、痛みなどを呈する症状です。
 
 
肋間神経が肋骨と肋骨の間の肋間筋というところで圧迫されている場合は、肋骨に沿って突発的に神経痛が現れます。
 
 
また、多くの場合、片側に起きます。
 
 
この症状は、背中を初めとしてわきの下、胸などに鋭い痛みを感じます。
 
 
また、深呼吸や咳、くしゃみで悪化し、呼吸困難や会話をするのが困難になってきます。
 
 
肋骨、胸椎のゆがみや関節の動きの低下が起こる事によって、その周囲の肋間筋は緊張して神経や毛細血管を圧迫してしまいます。
 
 
長期間の咳、喘息などがあった場合は、慢性的な肋間筋の筋緊張があり、硬くなった筋肉が毛細血管を圧迫して、肋間神経への血液供給が低下していることが考えられます。
 
 
この様な場合は、神経線維の酸欠による痺れや痛みを現すことがあります。
 

病的な原因もあるので注意が必要

 

 肋間神経痛は、その他の原因として、外傷(肋骨の骨折やひび)、感染、寒冷などによる神経炎などがあります。
 
 
また、帯状疱疹もしばしば肋間神経痛の原因となります。
 
 
肋間神経痛の症状は、肺気胸(肺に穴が開く病気)の症状と間違えやすい事があるので、呼吸が困難で胸が苦しく痛い場合は呼吸器外科などの専門医の診察を受けた方が良いでしょう。
 
 
また原因が不明の場合も少なくありません。脊椎(結核、梅毒、腫瘍など)の炎症、梅毒性脊髄膜炎、脊髄腫瘍、大動脈瘤、胸膜炎など、様々な病気の初発症状の場合があるので注意が必要です。
 
 
当院では必ず問診・検査を行い、肋間神経痛の原因がカイロプラクティックの適応であるかを見極めます。
 
 
また適応外の症状であった場合は、すみやかに提携の病院をご紹介させていただきますので安心してご相談ください。

カイロの施術効果は高い

 

 肋間神経痛の原因がカイロプラクティックの適応であるか詳しい問診、神経系の検査、整形外科的な検査などを用いて明らかにします。
 
 
症状が胸椎、肋骨の機能障害(動きの低下)によって肋間神経痛を引き起こしているのであれば、その関節を施術していくことで症状は治まってきます。
 
 
また、肋間筋の緊張に対して直接筋肉を緩めるように施術していくとさらに効果が上がります。
 
 
力学的に発生する突発的な背中の痛みの多くはカイロプラクティックの施術効果が非常に高いです。
 
 
平均として、1~2回ほどで痛みの半分以上もしくは消失する段階まで改善することが多いです。

施術前の問診と検査が重要

 

 背中の痛みや肋間神経痛は施術前の問診と検査が非常に重要になります。
 
 
なぜなら、心臓などの内臓器に問題があることで背中の痛みを呈することもあるため、もし検査で異常がみられた場合は、速やかに専門の医療機関をお勧め致します。
 
 
検査を行わずに大動脈解離による痛みなどで安易に治療やマッサージなどを行い、血流を促進してしまうとそれが致命傷になる可能性もあります。
 
 
当院に背中や肋間神経痛で来院される来院様は、胸椎部の関節の異常があり肋間神経の痛みを伴う方が多いです。
 
 
また力学的な問題から生じる背中の痛みの多くはカイロプラクティック整体による効果が良く見られます。
 
 
背中の突発的な痛みの原因が力学的な問題で発生している場合は、早期の改善が期待出来ます。
 

多くは骨盤と背骨の歪み

 

肋間神経痛の原因の多くは骨盤と背骨の歪みから背骨に側弯ができ、肋間ストレスが過剰に加わり、肋間神経痛を誘発していることがほとんどです。
 
 
これを骨盤と背骨を矯正し、胸椎、もしくは肋骨への調整をすることで早期に症状がなくなることが多いようです。
 
 
そのためカイロプラクティック検査と施術は背中だけではなく全体的な行っていきます。
 
 
背中の痛みや肋間神経痛は部位が広く問題が様々ですので、施術前の問診・検査が非常に重要になります。