胸郭出口症候群とは
胸郭出口症候群とは肩のこりや痛みに伴い腕に痺れや運動の異常が見られる症状です。この原因は腕神経叢と呼ばれる首の関節から出る神経が何らかの問題で障害されることで症状を誘発します。腕神経叢は腕の運動と感覚を支配する神経ですので、しびれなどの症状として現れます。また、神経症状だけではなく、障害部位によっては動脈や静脈などの血管系にも影響を与えます。
胸郭出口症候群になりやすい方
首が長く、なで肩の女性や、痩せ型の男性にも多発します。特にピークは20代と言われています。最近ではPCやスマホの影響で男性も増加しています。胸郭出口症候群では神経が障害を受けやすいトンネル部位が3ヶ所存在し、それぞれ症候群として呼ばれています。
第一のトンネルで問題が生じる場合は斜角筋症候群と呼ばれます。
第二のトンネルで問題が生じる場合は肋鎖症候群と呼ばれます。
第三のトンネルで問題が生じる場合は過外転症候群と呼ばれます。