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頭の位置が頭痛に関係?!

 

頭部や肩の位置には絶対的な正解はありませんが、解剖学的に最も負荷の少ない姿勢があります。負荷があるということは、頭や肩がそこに位置するだけで頭痛や肩こりの原因になるということです。個人差はあるものの大抵の方に当てはまります。
 
 
理想的な頭部の位置とは?
頭部は一般的に5~6㎏ほどあります。この重さは頚部の湾曲により衝撃吸収が行われています。しかし、パソコンやスマートフォンを使用している人は平均で通常時よりも6~8cmも頭部が前方にあるため、その分、衝撃の吸収がうまく働かず、首や肩の筋肉に頼らざる得なくなります。頭部が解剖学的に正しいとされている位置から1インチ(2.54cm)前方に変位することで、頚部には4.5㎏もの負荷がかかります。例を挙げると、パソコン使用時に7cm前方に変位している方は頚部に約13kgもの負荷がかかります。この状態を仕事中続ければ、頚部や肩の筋肉は必要以上に緊張し、肩こりや頭痛を引き起こします。
 
 
 
理想的な肩の位置とは?
肩は腕の重さを支えるための安定性と、腕を自由に使うための運動性を両立しなければならず、普段から負荷が高い部位でもあります。肩は通常耳の穴と垂直線上に肩関節が位置していると最も負荷が少ないです。しかし、大抵の方は肩が前内方に変位しており、特にパソコンを使用される方はマウスやキーボードの位置が悪いとより顕著になります。腕は片側で約3~4㎏ほどもあります。両腕ではなんと6~8㎏にもなります。ちょっとしたダンベルの重さが常に肩にかかれば、おのずと筋肉も過剰に緊張してきます。
 
 
マッサージに行っても改善しない
普段から高頻度でマッサージに通われている方の多くが上記で述べた、頭の位置と肩の位置が理想的な範囲から大きく逸脱している場合が多くあります。そのため当院の整体、カイロでは関節の可動域を正常にし、そのうえで仕事時や日常動作においての姿勢の指導も行っていきます。姿勢の改善は症状を抑えるよりご自身の意識が必要となります。