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ぎっくり腰を起こしやすい不安定要素

ぎっくり腰は正式な名称ではなく、一般的には急性に腰が痛み始めることを指し、専門的には「急性腰痛」と呼ばれています。 
 
 
名前の通り、急に起こった強い腰痛なのですが、実際には、急性腰痛を起こしやすい体の不安定性が原因で引き起こされる事が多いようです。
 
 

『不安定要素』

・骨盤や背骨の歪み
・関節のアライメントの不具合
・筋肉の偏ったストレスの加わり方
・柔軟性が低下した筋肉
・神経伝達の不具合

 
 

原因を検査

痛んでいる組織を探します

 
・逃避姿勢(痛みを避けるための姿勢)
・骨盤、背骨の状態
・足の長さの違い
・ギックリ腰を起こしやすい筋肉のチェック
・関節のアライメントの乱れ
・筋肉の緊張の左右差
・炎症反応の有無
・損傷組織の特定
・病的な問題の有無
 

 ギックリ腰は、一定のパターンがあります。施術者は、これまでの経験の基に、様々なケースと照らし合わせて、痛みの原因を特定していきます。

 

原因と改善法をご説明

検査結果を統合してご説明します

 
・整体適応の有無
・痛みの原因の部位や組織
・なぜギックリ腰になったか
・ギックリ腰を繰り返さない方法
・施術内容のご説明
・痛みが治るおおよその日数
・おおよその来院頻度と回数
・施術後の禁止事項
・ご質問に対するお答え
 

できるだけわかりやすいように、心がけてお話いたします。

  

整体を行います

施術方針を決めて行います

 

痛みの起こしている組織のストレスを下げる整体

・炎症反応のために過剰な防御反応を起こしている急性腰痛は、自然治癒力を発揮しやすい身体の環境を作っていくのが最善です。
 
 
それには、筋肉骨格系が安定し、機能的で、血行が良く、神経系の正常化された身体作りを目指す必要があります。
 
 
私ども施術者は、そのお手伝いをします。
  

ぎっくり腰、整体法の続き

二次的に硬くなってしまった組織を回復する

防御反応のため緊張して硬くなってしまった筋肉は、他の痛みを引き起こしたり、正常な関節、筋肉機能を低下させてしまう原因となってしまいます。
 
 
長期間の痛みや、繰り返す炎症反応があった場合は、 筋肉の緩和操作を行ったり、超音波療法、マイオセラピーなどの施術が必要になってきます。
 
 
 

拮抗相反抑制を行う

拮抗相反抑制とは主動筋(動かそうとする主な筋肉)が収縮するときに、拮抗筋(主動筋の反対の作用をする筋肉)は緩むという体の反応です
 
 
しかし、炎症を起こした筋肉には、通用しません。なぜならば痛んでる筋肉は、傷を広げないように固めて伸びないようにしているからです。
 
 
拮抗相反抑制によって緩めて、回復を見込める状態は、損傷していないのに、必要以上に緊張している筋肉に対してです。
 
 
過剰に緊張した筋肉の反作用をする筋肉を収縮させ、弛緩させることは、筋骨格系のバランスを回復する上で有効です。
 
 

  

 ギックリ腰を繰り返さないためのアドバイス

 炎症反応は、約72時間継続します。

この期間中は、急に痛みが消えることはありません。少しずつ身体がもつ自然治癒力が傷口を治癒し、回復して痛みが軽減していくのが通常です。
 
 
この期間の気をつけるべき事、早期回復するためのコツなどをアドバイスさせていただきます。
 
 

ポイント
・組織が傷ついたギックリ腰は、約3日間炎症反応は続きます。
 
・施術は、損傷部位のストレスを軽減する事
 
・防御反応によって、二次的に発生する問題を起こさない事
 
・痛みのコントロールは、痛み止め薬を使ってもOK
 
・強いギックリ腰は、骨盤ベルトを使って固定

 

ぎっくり腰は根本となる問題や原因が様々

 
筋肉が原因で生じている場合や関節、神経が原因で生じている場合などがあり、筋肉が原因だとしても、炎症反応が起きている症状か起きていないかでは全く状態が変わります。
 
 
問題部位や炎症反応の有無で施術方針も変わります。
 
 
当院に来院されるぎっくり腰のほとんどは、脳と筋骨格系の協調性の低下による、筋肉の強い緊張や損傷、関節の不具合などです。
 

急性の症状の多くに炎症反応を示す症状があります。

 
 この炎症反応とは、筋肉や腱、関節などの損傷が起きることで、熱感や腫れなどの反応が生じることです。
 
 
炎症反応は約48~72時間程度継続し、この間に炎症が引かない場合は反応時間も長期化することがあります。
 
 
炎症反応時は簡単に言えば、皮膚の切り傷に近い状態ですので、血流を上げるような長時間の入浴やマッサージでは症状の悪化を招きます。
 
 
そのため、安易にマッサージを行うことは非常に危険な行為となります。 
 
 

ぎっくり腰の繰り返しは根本解決していない!

 
ぎっくり腰は偶然的に起こったように思われますが、交通事故などの外傷性を除き、ほとんどのぎっくり腰は普段の悪い姿勢や睡眠の不足、精神的ストレスなどの日常生活での負担が積もりに積もって発症しています。
 
 
そのため、ぎっくり腰の原因となる問題を改善していかなければ症状をいつまでも繰り返すことになってしまいます。
 
 
当院では施術前の問診・検査で根本の原因を判断します。
 
 
根本の原因を来院者様ご自身が認識して頂くことで再発のリスクも抑えることができるため、整体前のインフォームドコンセント(状態と施術方針の説明)を徹底して行います。
 
 
施術前の問診や検査・説明をご希望されない方は、施術が危険な行為となるため、当院での整体をお断りすることもありますので、あらかじめご了承ください。
 
 
 

ぎっくり腰の施術法と治り方

 
ぎっくり腰の多くでは炎症反応を伴っている方が多いため、炎症反応時の施術方針を例として説明していきます。
 
 
炎症反応時は血流を上げることで症状の悪化を招く恐れがありますので、初回は必要最低限の刺激で調整を行っていきます。
 
 
間違ってもマッサージのような行為は行いません。
 
 
この時は痛みが起きている部位よりも、その部位に負担をかけている部位に対して調整をおこない、より早く炎症反応が収まるような状態にしていきます。
 
 
その後2~3日程度で炎症反応は収まりますので、そこで再度調整を行います。
 
 
当院に来院される、ぎっくり腰の方は平均2~3回程度で痛みが緩和していくことが多い様です。
 
 
しかし、痛みが緩和した段階ではまだ根本的な原因が解決していないため、その後3回程度かけて根本の原因を解消していきます。
 
 
この時には必要であればストレッチやエクササイズなどの指導も行います。これを行うことで、ぎっくり腰の再発を防ぐことができます。
 
 
繰り返しぎっくり腰で悩んでいる方は当院の整体、カイロを体験してみて下さい。
 
 
 

ぎっくり腰はリスクマネージメントが大事

 
上記に示した以外にもさまざまな種類の原因が複雑に絡み合って腰痛が発症するのです。
 
 
ぎっくり腰はリスクマネージメント(危険の管理)を行わないまま望むのは非常に危険です。
 
 
当院では施術を受ける前には必ず、何が原因で症状を現しているか、もしくは可能性があるかを聞き、納得した上で整体を受けられるようにしております。
 
 
ご自身の症状に納得して整体を受けられることが自己の体を守る上でこれからますます必要となってきます。
 
 
また、内臓器などに異常が考えられる場合はすみやかに提携の病院をご提案させていただきます。