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むくみ

むくみの原因や整体についてお答え致します。

むくみの整体

 

むくみの正確な定義は細胞の液体と血液の圧力のバランスが崩れることで、細胞と細胞の間に体液が異常に増加した状態のことを指します。当院には、むくみを訴える女性が多く来院されます。ほとんどの方が足のむくみを訴えられます。
 
 
なぜむくみが起きるのか
むくみには内臓器の問題で引き起こされることもありますが、心因性と腎性などの重篤な疾患を除いた時の大抵の原因として下記に示します
 
• 下肢筋力不足による血流不全
• 塩分の過剰摂取
• 水分摂取量
 
大抵の方はたかがむくみと思い、むくみを軽視する傾向にありますが、むくみは見た目が悪くなったり、ブーツが入らなくなるなどではなく将来的に症状に繋がる危険性がありますので、むくみにお困りの方はハプティカイロプラクティック整体にご相談ください。骨盤の調整や体操を併用することで、むくみの改善が見込まれます。
 

なぜ足のむくみが起きやすい?

 

心臓の拍動により勢いよく出ていく血液は大動脈を通して全身に行き渡ります。そして末端になる手や足では毛細血管という細い血管を通りUターンして、帰り道の静脈を通り心臓に帰ってきます。
 
 

静脈を流れる血流の特徴

• 心臓から遠くなるため勢いが減少する
• 静脈には逆流防止用の弁があり、ある程度の圧がないと流れにくい
• 足から帰る静脈は重力の影響を大きく受ける
 
上記のことから静脈を流れる血液は動脈よりも勢いが弱くなり、健康な方でも足のむくみは起こりやすくなっています。
 
 
ふくらはぎ【第二の心臓】とは

静脈がスムーズに心臓に帰るためには、ふくらはぎの筋肉が非常に重要な働きを行います。ふくらはぎの筋肉が収縮することで足の内圧が上昇し、静脈やリンパを圧迫します。この作用がポンプのように働き、心臓への帰還を促します。そのため、ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれています。
 
 
なぜ女性に足のむくみが多い

ふくらはぎの筋肉「第二の心臓」が正常に働いていれば、足のむくみはある程度防ぐことが可能です。そのため、ふくらはぎが発達している男性や普段から運動を行っている方には起きにくくなっています。しかし、女性の場合は男性に比べると菓子の筋肉量が絶対的に少なく、またヒールなどの靴により足関節の運動性が制限されることが多く、ポンプの機能が働きにくくなります。その様な状態で長時間の立ち仕事や、座った状態を維持することで、重力の影響を受け「むくみ」が発生します。
 

むくみと水分摂取量の関係性

 

単純に水分を過剰に摂取すると身体はむくみやすくなります。一般的には1日の水分摂取量の目安は【体重×20~30ml】と言われています。例えれば、50㎏の方であれば、1日に1~1.5Lが適正量となります。ちなみに、この量は運動や過剰な発汗がない日常生活での必要量になります。この原因でむくむ時は大抵が大量の飲酒時だと思われます。アルコールには利尿作用がありますが、腎臓にも大きく負担をかけるため、大量の飲酒には気を付けましょう。
 
 

多すぎても少なすぎてもNG

最近では逆に水分摂取が非常に少ない傾向にある方が多くいらっしゃいます。水分摂取量がすくなすぎる方は、血液の主成分でもある水分が減少するため、血流不全になりやすく肩こりや腰痛などの筋肉性の痛みがおこりやすくなります。また、集中力の低下なども引き起こします。そうならないためにも適切な量の水分摂取を心がけることは非常に重要です。普段から慢性的な肩こりや腰痛でお困りの方は一度ご自身の水分摂取量を意識してみる必要があります。
 
 
汗と水分の関係性

最近の流行りからホットヨガや岩盤浴で大量の汗を一時的にかかれる方がいます。その中に水分をしっかりとっているのに疲労感が強く感じている方が患者様でもいらっしゃいます。
これは汗で失った水分の補給は十分できているのですが、大量の発汗の時には水分と同時にミネラルが大量に失われています。ただの水や水素水などではこのミネラルの補給ができないため、疲労感として身体に現れています。水分補給の際にはそういった点も気を付けてください。
 

むくみは危険

 

当整体院に来院される患者様でむくみを訴える方に一つ気になることがあります。それはたいていの方がむくみを軽視している傾向にあることです。
 
 
むくみは症状のサインにもなる
むくみは様々な原因から生じるため、短期的なものから長期的なものと幅広くあります。そのため、中には心臓や腎臓などの重篤な問題のサインである可能性もあります。また、むくみは見た目が悪くなる、靴がきつくなるなどだけではなく、将来的に症状に繋がる危険性があります。静脈瘤と言われる静脈に新しく側副路ができてしまうような症状も、むくんだ状態が持続することで、血管の許容量を超えることで起こりやすくなります。むくみを引き起こしている体液が、睡眠時などにリンパを介して大量に膀胱に戻ってくることによって、夜間尿の増加による睡眠障害や過活動膀胱などの症状に繋がります。
 
 
多方面から対策をする
これらのことから、ただのむくみだからと軽視するのではなく、しっかりと対策をとる必要があります。むくみの対策には力学的な問題を取り除くだけではなく、水分摂取量や塩分濃度などの栄養学の観点からも対策が必要です。当院の整体では骨盤の調整や下腿の筋肉のエクササイズの指導などもさせていただきます。むくみが気になる方は一度お気軽にご相談ください。 
 

むくみのエクササイズ

 

むくみは様々な原因から発症しますが、ここでは特に下半身のむくみに対するエクササイズをご説明します。全身性のむくみは筋肉の問題よりも塩分の過剰摂取や内臓器の問題が考えられるため、そちらの原因に対して処置をしてください。下半身のむくみのほとんどの原因が下腿の筋力不足により起きます。そのためにエクササイズではふくらはぎの筋肉トレーニングを行っていきます。
 
 

カーフレイズ

• 肩幅程度に足を開いた状態で立ちます
• ゆっくりとかかとを上げて、つま先立ちになります
• 一番上までいったら、そこで5秒間程度キープ
• ゆっくりとかかとを下すのを10回繰り返します
• 1日2~3セット行いましょう
 
足首体操

• 仰向けになり、足をできるだけ高い位置におきます
• 足の背屈(足の指を上に上げる)底屈(足の指を下に下げる)
• 背屈と底屈を30回繰り返します
• 1日1~2セット行いましょう
 
足首体操はお風呂の後のほうが効果が高いですが、就寝前ギリギリに行ってしますと、就寝中に体液が腎臓に戻り尿の生成をしてしまいます。そのためできれば就寝前1~2時間ほど前に行うようにしましょう。夜間時に尿が大量に生成されてしまうと、将来の夜間尿に繋がる恐れがありますのでお気を付けください。
 
 
まずは身体を整えてから!

エクササイズはあくまでも力学的な問題が無い状態で効果を発揮しますので、骨盤や下半身に歪みなどの問題がある方は、まずそちらを安定させてからエクササイズに入りましょう。当院の整体、カイロプラクティックでは骨盤を含め、全身の調整を行っておりますのでご相談ください。