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背中の痛み・症例

来院される患者様の背中の痛みの症例をいくつか報告致します。

 肋間神経痛と猫背

猫背

 
 

左脇腹から胸にかけての痛み

T.Yさん 50代港区在住男性 教師

1週間前から、左脇腹から胸にかけて強く痛むようになりました。
 
 
原因は特に思い浮かばず、痛みはだんだんと悪化しているように思います。
 
 
じっとしていても痛みがあり、体をひねるなどの動作で痛みが増します。
 
 
4日前に整形外科にて検査を受けましたが、異常は特にないということで経過観察になりました。
 
 
 

施術経過

初回の施術後は当日と翌日は80%程度症状の改善が見られました。
 
 
3日目に症状が戻り始めてきたと言われました。
 
 
2回目の施術した結果、日常生活においては痛みを感じることはなくなっていました。
 
 
3回の施術後は関節の可動域も改善されていましたので、少し期間を開けながら状態を確認することになりました。
 
 
5回目の施術からは3週間開けても症状が再発しないことから、メンテナンスに移行しました。
 
 
現在は月に一回のメンテナンスで症状が発生することもなく、たまに感じていた頭痛もほとんど消失したとのことでした。
 
 
 

コメント

Yさんは猫背傾向の強い姿勢をしており、また背骨の側弯が目立ち、背骨や肋骨の歪みが強いようでした。
 
 
背中の関節の一部に硬く動きのない部位がありました。
 
 
また、その部位の関節の上部に関節可動性の過剰な部位があることも確認できました。
 
 
過少と過剰の差が強くあるために過剰になった関節に関わる筋肉や靭帯に強い負荷が加わっていることが考えられます。
 
 
この負荷を分散化させるための施術が必要です。
 
 
今回のケースでは初回に提示した施術マネージメント通りに施術を受けて頂いていたため、早期のメンテナンスへの移行が可能でした。
 
 
当院では初回に必ず患者様の症状に合わせた施術マネージメントを提示しますので、安心してご相談くださいませ。
 
 

肋間神経とストレッチ

ストレッチ後の肋間神経痛で来院

Kさん 30代港区在住女性 SE

仕事が忙しくなったこともあり肩の凝りと頭痛を3週間ほど前から感じていたそうです。
 
 
それに対しては暖めたり、マッサージに行きごまかしていたそうです。
 
 
しかし、3日前に身体をひねるようなストレッチをした時に背中から脇腹にかけての痛みを感じるようなったそうです。
 
 
翌日も痛みが続いていたため、マッサージに行ったそうですが、一瞬良かったように感じた後に逆に痛みが強く感じる様になったそうです。
 
 
不安に思い、当院へ来院されました。
 
 
腕などへの神経症状はないそうですが、頭痛は週に3~4回の頻度で発症していました。
 
 

施術経過

強くストレスをかけた影響で肋間筋が痛みを起こし、肋間神経痛を出していました。
 
 
初回の施術は骨盤から背骨の偏ったねじれを元に戻す調整だけを行いました。
 
 
2回目の来院では、痛みは半分程度になりました。
 
 
2回目以降の施術は体を整え、動きを良くする施術を背骨、肋骨全体に行いました。
 
 
3回目の施術では少しの違和感が残る程度で日常生活では問題なくなりました。
 
 

コメント

 今回のケースでは、症状発生の前から身体の傾きが生じることで肩と首への症状を既に呈していました。
 
 
来院者様は、根本的な施術を行わす、マッサージなどでに筋肉だけを緩めること対処をしていました。
 
 
そのため、傾きが徐々に悪化していき、ストレッチが起因となり肋間神経への影響を与えていました。
 
 
当院に来院される患者様の多くに、症状が発生してからストレッチをされる方が多くいらっしゃいます。
 
 
症状が発生した後に急激な筋肉の伸張は今回のように症状悪化の可能性があります。
 
 
ストレッチは万能ではありません。
 
 
考え方としては、傾きや症状がない状態での「状態の維持」として利用される方が良く、ストレッチを症状改善に使用することは非常にリスクがあります。
 
 
 

動作時の背部痛

呼吸時、動作時の痛みで来院

港区在住40代男性 浜松町営業職

2日前から急に背中の痛みを感じる様になり、既に当院に来院されている方に紹介され来院しました。
 
 
前日などに思い当たる行動などはないが、少し体調がすぐれなかったとのこと。
 
 
今回のような背中の痛みは初めてで、安静時に痛みを感じることはないが、動作時や呼吸時に痛みを感じるとのことでした。
 
 
お風呂に入った時に一瞬楽になった気がしたが、すぐに痛みが再開したそうです。
 
 

施術経過

初回の検査時に胸椎8番の関節に顕著な可動制限がみられました。
 
 
そこに付随する肋骨にストレスを加えると、背中に痛みの再現性がありました。
 
 
また胸椎上部の関節にも動きの制限が見られたので調整を行いました。
 
 
初回施術後に検査をしてみると、深呼吸での痛みが軽減していたので、2回目は3日後に来院して頂きました。
 
 
2回目には痛みがほとんど解消しておりましたが、胸椎8番の可動性にまだ左右差が生じていましたの再度を調整をおこないました。
 
 
3回目の来院時には痛みもなく、背中の状態も安定していましたので、メンテナンスに移行しました。
 
 
元々肩こりと腰の重だるさもあったそうですが、背中の痛みと同時にそれらの症状も軽減されました。
 
 
来院者様と相談し、3週間に1度のメンテナンスで調整を行うことになりました。
 
 
 

コメント

今回のケースは当院に背中の痛みで来院される方のよくある症状です。
 
 
背中の関節である胸椎に関節の機能障害が起きた場合には肋骨にも影響が出る為、今回のように呼吸時にも痛みが生じることがあります。
 
 
また、胸椎は呼吸に大きく関わる為、腕や足と違い、完全に安静にすることができません。
 
 
そのため症状の増悪するスピードも速く、今回のような調整後の関節機能障害の戻りも速い傾向にあります。
 
 
今回の症状でも2回目に痛みはほとんど解消していましたが、関節可動制限が少し残っていました。
 
 
ここで施術を止めてしまうと再発の恐れがありますので、制限がなくなるまでは施術を繰り返しました。
 
 
背中の痛みは今回のように関節の問題により症状が発生することが多い為、カイロプラクティックの効果が非常に高い事が考えられます。